Apr 19, 2009

塾講師と1枚1数学

小学校5年生になって数学を理解することができなく、やる気がなくなって、今は親が教えることだけではダメだと思う学園に入れることにしました。平均よりも遅れていると思っていたので、塾講師と1枚を1学ぶことが学校に限ります。数学わからなくなって、今まで帰って繰り返し教えていただき、少しずつ自分が戻ってきたようです。塾講師のおかげだと思っています。
学生時代の家庭教師アルバイトとは別に、大人になって塾講師という仕事をするようになった後、偶然に学校で見ていた子供が学校をやめた後、家に来て与えることになり、家庭教師を取り上げたのが3回くらいあった。果たしてその子とは交流が継続してもメールのやり取りがあって、何か変わったものがあると知らせてきたこともある。生徒の成長の姿を見ることは一つの喜びは、仕事をして良かったと思う瞬間でもある。
 石油が枯渇すると言われて久しく、再生可能エネルギーの開発も盛んであるのだから、世界は脱石油の方向に向かっているのは間違いありません。しかし、先日も、メジャーと言われる海外資本であるエクソンモービルやロイヤル・ダッチ・シェルが過去最高益を出したというニュースが流れてきました。どうやら、石油産業の構造は見た目ほどには簡単ではないようです。一口に石油産業と言っても、プレーヤーの立場はさまざまでそのパワーゲームは熾烈です。そして、脱石油に向けた将来の戦略ももちろん、そのポジションにより違ってきます。

 今回は、石油産業で最も消費者に近いSS(サービスステーション)の大手、新出光の代表取締役社長にこの6月に就任した出光泰典さんに、石油産業の現状とその構造、そして、転換期の戦略と業界の変革について伺います。業界の若きホープの話からは、一見、弱いポジションである小売のSSが、実は限りない資産があることに気づかされました。改革は始まったばかりです。

●業界の分かりやすい常識

 石油枯渇か。その問いにはあっさりと「YES」。やはり、大きい油田を見つけようとしても見つからなくなっているのは事実なのです。生産がピークアウトする、少なくとも安価で取り出しやすい石油が減っているのは間違いないらしい。

 この枯渇が意味するところは、産業内のポジションにより大きく異なります。石油産業のプレーヤーは大きく3つに分かれます。いわゆるメジャーと言われるのは最も川上に位置するプレーヤーで「石油を掘る」ことです。これは残念ながら、ほぼ海外資本で占められています。日本では、石油産業は低迷しているが、エクソンモービルやロイヤル・ダッチ・シェルが最高益を上げた理由は、中国などの新興国での需要が大きくなっているため、グローバルに見れば枯渇どころか当面は成長産業なのです。もちろん、これら上流プレーヤーの弱みは、供給する石油がなくなること。中長期に見れば唯一の資産=石油がなくなるのですから、戦略のみならず資産の転換を余儀なくされています。

 中間に位置するのが、日本では元売と呼ばれるJXや昭和シェル、出光興産などです。主な業務は石油の精製で、販売面では卸の役割を果たしています。そして、新出光のようなSSは最も川下に位置しており、消費者へのラストワンマイルです。

●SSの地位を変えた環境変化

 SSにとって、ビジネスを取り巻く環境変化は過酷でした。まず、昭和の終わりから段階的に石油の自由化政策がとられました。それまでは、電力やガス同様に、地域にいくつとSSの数が決められていましたが、その規制も廃止されました。自由化による競争は価格競争を引き起こし、その結果、多くのSSが廃業に追いやられました。ピーク時に6万店もあったSSの数はいまやその半分です。地域を支える店舗の役割を担っていましたが、約4万3000件あるコンビニに数で抜かれています。

 これに輪をかけたのが、元売の合併です。元売が寡占状態になり、SSに対してのバーゲニングパワーを強めています。元売は、メーカーであるメジャーからの価格の引き上げをそのまま価格に載せてくる。卸の仕切りルールが変わったのです。

 以前の元売とSSは、SSが販売量によりディスカウントが受けられるWin-Winの関係でした。しかし、自由化により、業界のスルーマージンが減り、元売もSSも独立して稼ぐ構造を強いられます。自由化は顧客にとっては朗報に見えましたが、上流の価格転嫁の構造は変わらず、結果的に川下のSSが値上げを避けるために自助努力をせざるをえませんでした。体質強化を図ろうにも、コアビジネスの原価が上がり苦しい経営を強いられています。

●IDEXの名のとおりガソリンでなくエネルギーとクルマ

 この業界構造を見ると、川下のSSが最も苦しく、改革は容易ではないように思えます。しかし、出光さんによれば、このラストワンマイルに最も大きなチャンスがあります。

 新出光はグループ名を「IDEX」としました。ここには、新出光が最も大事にしている顧客への思い入れがあります。IDEXは、その文字の配列どおり、D=ドライブとE=エネルギーが中心。そこにはガソリンの文字はありません。ガソリンはあくまでアイテムであり、主軸はクルマなのです。

 売上の9割以上、利益の8割以上を石油に依存する新出光。48歳の出光さんは、15年後の100周年には、ポートフォリオを石油と非石油で50:50にすることを目標に掲げています。自ら石油のビジネスを縮小することはしないが、今まで当たり前のようにSSに投資された資金を非石油に投資していきます。

●ラストワンマイルの資産を生かせ!

 脱石油の時代に、顧客へのラストワンマイルを持つSSビジネスでは、顧客との接点が資産であるといえます。その資産を生かすため、九州に本社を置くIDEXは地域エリアの販社化をすすめています。以前は、本社主体の中央集権だったため、店長が地域の人との繋がりができた頃に転勤命令が出て、お客さまから残念という声が聞こえてきました。

 さらに、地域密着型の実験として、コンビニとガソリンスタンドを併設する一体型のSSを展開し始めました。海外では当たり前の併設を、日本でもまねたことがありましたが、スタンド業者が考えるとどうしてもガソリンスタンド中心になります。これからは、ガソリンもコンビニの一商品として売る店舗づくりを進め、地域をささえるインフラになりたいと考えています。ミニストップやローソンと提携し、ステーションの屋根には、SHELLやCOSMOでなく、コンビニのロゴが印されています。敷地の真ん中にコンビニがあり、給油計量機はそのまわりを囲みます。また、電気自動車の普及につれ、IDEXも電気自動車の充電設備を試験的においています。電気自動車のフル充電には、15分〜30分必要。その間に買い物をするのは合理的な時間の過ごし方です。

 そもそも、この記事を書くにあたってガソリンスタンドでなくSS(サービスステーション)と書いてきましたが、消費者としての私にはずいぶん背伸びをしている気分です。しかし、SSというのが、この業界内の呼び名なのです。ガソリンを売るのではなくサービスを売る、その原点に出光さんは返るべきだと考えているのです。物売りや単一の販売から、経験を販売する総合的な場所づくりとファンの醸成、顧客に最も近いSSだからこそ、できる発想なのです。

 九州の2店舗では宅配サービスを始めました。これもSSという場所が、ガソリンのポンピングだけではなく、地域のインフラとしてどう生まれ変わっていくべきかという発想からできた新サービスです。実は、従来のビジネス以上にお客様から感謝され、社員のモチベーションも上がっているそうです。将来は、人口がますます老齢化すると車で買い物にいけない人たちも増えてきます。

 IDEXの名前のとおり、お客様が車の運転ができなければ、こちらから商品のちらしをお客様に届け電話で注文の品を届けることができるのではないか? それを実現したのが宅配サービスであり、惣菜や重いビール、飲み物などが注文の翌日、お客様のもとに届けられています。今はガソリンを提供する場所をサービスステーションとよんでいますが、今後は地域の人が必要とするものを提供するという本当の意味でのサービスステーションに、そして地域のサービスインフラに育てたいと思っています。

●クルマ周りはIDEXに!

 新出光は、レンタカー事業で米Budgetと提携、ベンツのディーラー、中古車販売、車検・鈑金工場、生保・損害保険、もちろん燃料など、クルマ周りのサービスを総合的に手がけています。社名も、イデックスオートジャパンを掲げ、クルマ周りのことは何でもイデックスに! のブランディングを10月に向けて準備しています。

 Appleのスティーブ・ジョブズCEOは、「イノベーションは0からでなく、連結力だ」と言いました。ただ一緒になるだけでは意味がない。組み合わせは、何をとって、何を捨てるかの決断が大事です。家庭にある1台のクルマ中心にサービスを組み立てていきます。

●新エネルギーにも着手

 さらに、新出光は福岡県大牟田市で、木屑 (木材のチップ)を蒸し焼きの要領で分解して、究極のクリーンエネルギーと言われる水素をつくる施設を建築中です。これは、国のバイオマス関連補助事業にも採用された世界初の事業です。クルマと家庭用燃料電池、大規模送電の時代からリスク分散思考にエネルギーの概念が転換する時代背景の中で、水素社会の本格的な到来には今しばらく時間がかかりそうなので、当初は半導体メーカーなどへ工業用ガスとしての納入から始め、最後は本業であるエネルギーとしての販売へつなげることを目指しています。9月にタワーが竣工、試運転を経て、来年春から本格稼働の予定です。

 社長交代で、これら新政策が次々と発表されました。事業の分散を危ぶまれそうですが、実はすべてがエネルギーとクルマに関わるビジネスのみ、コアは動かさないという大方針はぶれていません。

●出光家の覚悟

 最後に出光さんのプライベートを尋ねました。わたしの知るところによる出光さんは、飾らない明るい性格です。出光家出身ということで親の影響もさぞかし……と思いきや、出光さんは最初の就職の際、親に相談しなかったといいます。新出光には入らない、しかしながら、戻るかもしれないという複雑な思いを抱きながら、まずは、出光という苗字が絶対影響を与えないところで自分を磨きたいというのが大学を出たときの思いでした。

 当時都銀の埼玉銀行が最初の就職ですが、九州に支店がない銀行を選んだのもその理由からです。埼玉銀行も社員の多様化を進めていた時代で、出光さんは、奇しくも、九州大学から入った一期生となりました。帰るなら30歳までにと決めていたのは、現場を経験しないとこの会社を背負えないと思ったからです。30歳で戻った時新出光での最初の仕事はSSの現場。現場がいかに大変かが分かり、新出光の強さは現場力だと実感しました。

 職場結婚をした美人の奥様には、新出光に帰ることはないと言っていたのに、結婚2年で帰ってしまったことで、今も頭があがらないそうです。【石黒不二代】

(ITmedia エグゼクティブ)
Posted at 21:20 in Group | WriteBacks (0) | Edit
WriteBacks
TrackBack ping me at
Post a comment

writeback message: Ready to post a comment.